メタボリック・シンドローム
内臓肥満・高血圧・糖尿病・脂質異常症が重なって起きたいる病態です。
news小学館発行女性セブンの40才からの体の不調完全ガイド−なんか調子が悪いというあなたを誌上診察(平成23年5月5日号vol16:平成23年4月21日発売)で、高血圧・糖尿病・脂質異常症・バセドウ病・橋本病・鉄欠乏製貧血について解説しました。→メディア出演
平成20年11月16日(日)PM16:55〜59ラジオ大阪(1314Hz)にて上本町わたなべクリニック院長が出演しコレステロールについての解説を行います。
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日本肥満学会、日本動脈硬化学会、日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本循環器学会、日本腎臓病学会、日本血栓止血学会、日本内科学会など8学会から選出されたメンバーで構成された「メタボリックシンドローム診断基準検討委員会」により、2005年4月8日に日本内科学会総会で日本でのメタボリックシンドロームの暫定的な診断基準が決まりました。
診断基準
@内臓肥満 ウエスト周囲径が男性で85cm、女性で90cm以上 |
A血清脂質異常(トリグリセリド値150mg/dL以上、またはHDLコレステロール値40mg/dL未満)
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B血圧高値(最高血圧130mmHg以上、または最低血圧85mmHg以上) |
C高血糖(空腹時血糖値110mg/dL) |
@を必須項目とし、A〜Cの3項目のうち2つ以上を有する場合をメタボリックシンドロームと診断します。
@を必須項目とし、A〜Cの3項目のうち1つを有する場合をメタボリックシンドロームの予備軍となります。
ひとつひとつの病態が軽度でも、動脈硬化が進むと「心筋梗塞」や「脳梗塞」などの重篤な病気を引き起こしますが、メタボリック・シンドロームの人は、そうでない人に比べ約3倍も心筋梗塞や脳梗塞を発症しやすいといわれています。
タボリック・シンドロームの中で、腹部肥満は最も重要な要素で、BMI25以上となります。
厚生労働省の発表した「平成16年度国民健康・栄養調査結果の概要」では、40歳〜74歳で約1000万人のかたが、メタボリック症候群にあたるとしてます。しかし、内臓脂肪型肥満の人で、表のA〜Cの項目が1つでも該当する予備軍は男性で50%、女性で20%もいます。この予備軍を合わせると、メタボリック・シンドロームに該当する人は約2000万人にも及び、きわめて身近なものといえます。そのため、現在大きな問題となっています。
予防
○規則正しい食事 |
○バランスの摂れた食事 |
○脂肪を控えめに |
○塩分を控えめに |
○糖分を控えめに |
○お酒をを控えめに |
○たばこを控えめに |
○適度な運動を |
○減量を |
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