つまり、脂質摂取量の増加が糖尿病増加に起因しているといえます。
糖尿病患者は一般的な日本人より10年短命であることが示されています。
これは、1991年から2000年までの間に亡くなった、日本人糖尿病患者1万5千例以上の死因からわかったことです。
このデータは、過去5年間(1996〜2000年)に日本糖尿病学会年次学術集会において発表を行った700施設を対象に、1991年から2000年に亡くなった糖尿病患者に関するアンケート調査を行い、全国282施設から18,385例が集計されました。
集計された糖尿病患者の平均死亡年齢を、2000年の日本人一般の平均寿命と比較したところ、糖尿病患者は男性で約10年、女性で約13年短命であることがわかりました。
つまり、糖尿病にはならない方が良いことは明らかです。
最も多い合併症は、糖尿病細小血管症であります、網膜症、腎症、神経障害で、これらは糖尿病三大合併症と呼ばれています。
これらの疾患は失明、新規透析導入率、下肢切断、それぞれの原因の第1位とされています。
いずれの合併症も患者さんのQOLを大きく損なう原因であると考えられます。
さらに、糖尿病患者さんは脳梗塞や虚血性心疾患といった血管障害を起こしやすいことも分かっています。脳梗塞、虚血性心疾患、それぞれ正常の方より3倍も起きやすくなります。
従来、糖尿病患者さんは細小血管障害を如何に防ぐかが重要でした。
しかし、今日では、それらに加えこの脳梗塞や虚血性心疾患を防ぐことも重要だとされています。